面接のときの話題づくりにもなる
企業の採用担当者が応募者に対してもっとも重視するのは、応募者のこれまでの経歴、実績です。
しかし、どんな華々しい経歴がある人でも、他の社員とあわないような人間性の持ち主であれば、採用担当者は敬遠してしまいます。
企業は人で成り立っているので、そのチームワークを乱すような人とは一緒に働きたいとは思いません。
よって採用担当者は、経歴、実績ともに「この応募者の人柄はどうだろうか?」もチェックします。
その人間性を推し量るときの材料のひとつとなるのが特技の欄です。
「特別な特技がない」と悩む人は多いかもしれませんが、ここはとくに変わったことや仕事に直結したことでなくても構いません。
たとえば「ピアノを5歳のときから続けている」と書けば「継続力のある人だ」とアピールなる場合もあります。
また、面接の時に面接官とのコミュニケーションの材料になることもあるので、ひとつだけではなく複数書いておきましょう。
今後はこの経験を生かしてこういう仕事をしていきたい」という流れで書けばいいのです。
特技などを書く場合の注意点と例文
特技や得意な学科、スポーツなどを書く場合の注意点と例文をまとめました。
得意な学科のその他の例と注意点
環境学(卒業論文テーマ「干潟における生物生息環境の実体」)
「得意な」にこだわらなくてもいいです。
学校を卒業して間もなければ、学生時代に専攻していた学問を、また卒業してかなり経っている場合は、興味のある学問(歴史、科学、数学、古典文学など)を書いても構いません。仕事に関連して専門学校などに通った場合などは、それを書いても良いです。
内容、レベルなどをできるだけ具体的に書きましょう。
スポーツのその他の例と注意点
▼スノーボード(学生時代より始め、平成~年2月に技能検定1級取得)
▼地元の野球チームに所属。毎週日曜日の午前中練習
▼地元の卓球チームに所属。平成~年4月の地区大会では準優勝
とくにやっているスポーツがなければ、好きでよく観賞しているスポーツを書いても構いません。
特技のその他の例と注意点
▼速読…1時間で文庫本1冊程度(毎月15冊~20冊読破)
▼暗記力…(一度お会いした人の名前は忘れない)
できるだけ具体的に書きましょう。レベルまで盛り込むと説得力が増します。
このほか、たとえば仕事で得意だったことを思い出してみましょう。
(例)
「どの年代のお客様からも話しやすいと言われた」
「お客様の名前と顔をすぐ覚えられた」
「文章を考えて書くのが早い」
「どの年代の人とも共通の話題を見つけることができる」など。